銀行のリスケ(リスケジュール)とは,銀行からの借入れについて,業績不振等で,契約通りの元利金の支払いを継続することが難しい場合,銀行に相談をして,当面,元金と利息のうち,利息のみの支払いを継続し,業績が改善した後,元金の支払いも再開するという合意をいいます。
要するに,銀行からの借入れについて,返済のスケジュールを見直すことをいいます。
通常,会社や事業主側から,銀行へ,リスケの相談をすれば,たいてい,話を聞いてもらえて,実際にリスケに応じてもらえております。
よくあるリスケの内容として,当面,1年間,元金,利息のうち,利息のみの支払いで,様子を見てから,1年後,再度,相談をするという内容が多いようです。
自己破産を検討されるのは,まず,リスケの検討をしてみて,それでも難しい場合や,すでにリスケに応じてもらっており,それでも資金繰りが付かないという場合になります。
そのため,いきなりの自己破産ではなく,一旦,リスケという段階を踏むというイメージですが,リスケをしてからでないと自己破産できないということではありません。
リスケをしたところで,持ち直す可能性が見込めず,事業を終わらせたいというような場合,自己破産のご相談にお越し頂いても全く問題ありません。